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所信表明

第431回議会定例会 町長所信表明

 去る4月13日の町長選挙では、議員各位をはじめ、多くの町民の皆様から温かいご支援とご厚情をいただき当選することができました。心から感謝を申し上げますとともに、改めて責任の重さを感じています。
 私は平成10年に高根沢町議会議員に初当選し、平成23年から栃木県議会議員を1期務めた後、平成29年に再び町議会議員となり、以降約8年間、町執行部に対し協力すべきところは協力し、意見すべきところ意見し、議論すべきところは議論するなど、その役割をしっかりと果たしながら、町政運営に関わってまいりました。

 現在、我が国はこれまで経験したことのない少子高齢化が進行している状況にある中、本格的な人口減少社会を迎え、克服しなければならない課題が山積しております。
 本町におきまして令和7年度は、次の5か年を見据えた「地域経営計画 2026」において、まちづくりに向けて新たなビジョンを示していく年度であるとともに、「新庁舎整備」、「元気あっぷむらの再生」、「産業団地の整備」といったプロジェクトを、着実に前に進めていかなければならない節目の年度となっております。

 そのような中、町民の皆様の声に耳を傾け、力を結集して「未来」につなぐ町政運営を進めるため、町長就任後、まず職員に検討を指示したものが、2点ございます。1点目は、まだ「仮称」ですが、「未来創造会議」や「若者ミーティング」の立ち上げであります。現在、「地域経営計画」や「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の効果検証については「高根沢町総合戦略推進会議」を活用しているところですが、より幅広く、様々な方々のご意見を伺いながら「地域経営計画」のPDCAに反映させてまいります。
 2点目は、「子育て支援」の加速化であります。子どもは町の「未来」を担う宝でありますので、より迅速に、安心して子育てができる地域社会を実現するため、「学校給食費及び園児の副食費の無償化」について、本年度下半期からの実施に向け、準備を進めてまいります。

 次に、今後の町政運営の方向性について、作成中である「地域経営計画2026」に沿って述べさせていただきます。

 まず1つ目の「子ども・教育・生涯学習分野」におきましては、子育て世代の方々が「安心して子育てできる応援体制」をさらに充実させていくとともに、子どもたちの価値観や夢も多様化しておりますので、そのような社会情勢にも対応できるような「きめ細かな教育環境」も、今後は検討してまいりたいと考えています。
また、ハードについては、「阿久津中学校の大規模改修」に優先して取り組む考えであります。

 2つ目の「健康・福祉分野」におきましては、今日の健康・福祉を取り巻く状況として、多様化・複雑化するニーズに対して、きめ細かなサービスの提供が求められております。その一つとして障害福祉分野においては「障害者地域生活支援拠点」の設置に向けて関係者との協議を加速し、令和8年度を目途にサービス提供の開始を目指してまいります。

 3つ目の「産業振興分野」におきましては、まず農業では、本年度から開始する「多面的機能支払交付金事業」に優先して取り組むとともに、農地の集積・集約や、圃場の大区画化・汎用化などが今後の担い手確保に欠かせない条件でありますことから、集落懇談会や地域計画に係る個別相談時など、機会を捉え「土地改良事業」の必要性・有益性に係る意識を共有し、合意形成を図ってまいります。
 商工業では、「元気あっぷむらの再生」に優先して取り組みます。去る5月3日、元気あっぷむらのプレオープンイベントが、爽やかな青空のもと開催されました。来る7月のグランドオープンに向け、そして「本町への人の流れを生み出す交流拠点」に向け、指定管理者と十分に連携しながら、「元気あっぷむら」の歴史に、新たなページを刻んでまいります。

 4つ目の「環境・社会基盤分野」におきましては、まず住環境では、「主要町道の修繕・改修」を進めるとともに、都市再生整備計画に基づき「雨水対策や公園整備」を、一体的に進めてまいります。
 公共交通では、「たんたん号」について、AIオンデマンド交通システム等を検討することによりさらなる利便性の向上を検討するとともに、将来に向けては新庁舎整備等による環境の変化を予測しながら、交通弱者と言われる方々の移動手段を確保するため、「新たな公共交通の必要性や対策」についても、早急に検討してまいります。

 5つ目の「安全・安心分野」におきましては、まず防災では、本年度、地域防災計画の改定を予定しておりますので、「避難所運営の円滑化」や、「避難生活における負担軽減」に向けた取組をより深化させていくとともに、地域の自主防災力を高めるため、自助・共助の「意識啓発」や、「地区防災計画策定に向けた支援」を行ってまいります。

 最後、6つ目の「マネジメント分野」におきましては、まず財産管理では、「公共施設のあり方」について、人口減少等による施設の利用需要や今後の維持修繕に要する経費等を予測しながら、集約化・複合化も含め十分に議論・精査し、対応方法を検討してまいります。
 財政では、「健全な財政運営」に取り組んでまいります。「地域経営計画2026」では新庁舎整備等の大きなプロジェクトに取り組むことから、基金の減少や公債費の増加が見込まれますが、そのような中にあっても、将来への備えとして必要な財源を確保しながら、バランスをとった財政運営を行ってまいります。
 また、協働においては、町民の皆様と力を結集して「未来」につなぐまちづくりを推進するため、これまで以上に「自治会活動に対する支援」を強化してまいります。
 最後に、役場を挙げて、「DX」を推進してまいります。オンライン申請やキャッシュレス決済の拡充など、「書かない・待たない・行かない」窓口を推進していくことで、町民の皆様のみならず、役場職員にとっても便利さを実感できる環境を構築してまいります。

 以上、町政運営における私の考えの一端を申し上げました。

 今後の施策推進につきましては、一つひとつ必要性や妥当性を十分に精査し、優先順位を見定め、私自身がしっかりと判断し、着実に進めてまいります。

 持続可能なまちづくりにあたり、資源には限りがございますので、精査する過程で、優先付けや取捨選択を行わなければならないことは、今後当然ながら出てくるでしょうし、また、そのことをきちんと議員各位をはじめ、町民の皆様に丁寧にご説明した上で、ご理解をいただかなければならない局面も、出てくるでしょう。

 これからの4年間、町民の皆様のご理解、ご協力を得ながら、そして何より私自身が先頭に立って一番汗をかきながらまちづくりに邁進してまいりますので、議員各位におかれましては何卒ご理解、ご協力を賜りますよう、重ねてお願いを申し上げます。

高根沢町長 神林 秀治

このページに関するお問い合わせ先

高根沢町 総務課

〒329-1292
栃木県塩谷郡高根沢町大字石末2053番地

028-675-8101※ FAXは、028-675-2409まで

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